超小型PCの「GPD WIN2」ですが、SSDに「M.2 (Type2242)」という規格を採用してまして
自分で差し替えることができます。
購入時は128GBの容量で少々足りない気がしましたので256GBのSSDに換装してみることにしました。
<SSDを用意>
GPD社からTranscend、LenovoなどのSSDが推奨されています。
物によっては使えない可能性もあるので、なるべくメーカー推奨の物を用意したほうが良さそうです。
とりあえずTrancendの256GB SSD(TS256GMTS400S)を用意しました。
<ファームウェアを用意>
新しいSSDに換装すると当然中身はからっぽですので
データを書き込むためのファームウェアを用意します。
(工場出荷時の状態にするような物ですので実質リカバリイメージです)
↓ここからダウンロードしてください
GPD WIN 2 Firmware of Windows OS (English 20180530)
10GB以上のUSBメモリを用意。
ファイルシステムを「NTFS」、
ボリュームラベルを「WINPE」にしてフォーマットします。
先ほどダウンロードしてrarファイルを解凍すると「WINPE」フォルダがありますので
「WINPEフォルダの中身」をUSBメモリへコピーします。
<SSDの換装>
必ず電源がOFFになっている状態で作業してください。
本体裏のSSDカバーのネジをドライバで外します。
カバーを外すとSSDが斜めに飛び出るので引き抜きます。
次に新しいSSDを、元のSSDと同様斜めに差し込みます。
その後、蓋を閉じてネジを締めます。
<ファームウェアを使ったリカバリ>
先ほど用意したUSBメモリを刺した状態で電源を入れます。
GPDのロゴが画面に表示されたら「Fn + F7」を押します。
起動デバイスの選択画面が出たらUSBメモリを選択します。
SSDへの書き込みが始まりますので完了まで待ちます。
大体10~15分くらいかかります。
絶対に電源は落とさないでください。
<Cleanupツールの実行>
書き込みが完了するとデスクトップ画面が表示されます。
デスクトップに不要なファイル等がありますが、
「Cleanup test tool」を実行することで綺麗に削除することができます。
この写真だとデスクトップの左下にあるアイコンです。
<初期設定>
Cleanupツールの処理が終わると自動的に電源が落ちます。
その後、USBメモリを抜いて電源を入れるとWindowの初期設定が始まります。
初期設定が終わればデスクトップ画面が現れ
SSDの換装作業は終了となります。
作業自体は案外簡単です。
256GBのSSDは1万円くらいで買えますので、
128GBじゃ足りなくなりそうという方は是非換装してみることをおススメします。